太陽光発電とは

太陽光発電とは
太陽光発電システムは、屋根の上に設置した太陽電池モジュールを使い、太陽の光エネルギーで発電するシステムのことです。太陽光だけを利用して発電するため、石油や石炭といった化石燃料はいっさい必要としません。

CO2を排出しないクリーンなエネルギーです。国・地方自治体も太陽光発電を取り入れることを推奨していて、導入にあたっては補助金制度が適用されます。また、発電した電気が余った場合には電力会社へ売ることも可能です。自然の恵みから得られる再生可能エネルギーを活用する太陽光発電は、低炭素社会の実現には欠かせない存在なのです。

太陽光発電のメリット

まず思いつくのが、「光熱費の削減」「環境に優しい」といった事はみなさんお分かりかと思いますが、具体的に挙げると次のようなメリットがあります。
それでは具体的にそのメリットについて見てみましょう。

光熱費削減!

太陽光発電を導入する最大のメリットの一つが、発電した電力をそのままご家庭で利用できることです。そうする事によって、当然光熱費は大幅に削減することが可能となります。
昼間は太陽光により発電し、その発電した電気を利用することで電気代は無料になります。(しかも余った電力は電力会社へ売ることが可能)夜間は太陽光が無いため発電は出来ませんが、時間帯別電灯契約を利用すれば夜間の電気料金単価が割安でご利用いただけるようになります。
また、エコキュートなどの電気温水器や、オール電化と組み合わせることによって、「はぴeタイム」や「はぴeプラン」に加入すればさらに削減でき、最大で80%~90%の削減も可能となります。

余った電気は売れる!

太陽光発電で発電した電力で余った分は、電力会社へ売ること(売電)が出来ます。売る場合も自動的に売却されるので、お客様側で煩わしい手続きなどは不要です。また、電力会社と売電契約を結べば、電気料金明細は買電と売電とが別に清算されます。通常家庭に設置してある「買電メーター」の他に「売電メーター」も設置されますので、それを見ることによってもどれだけ売ったかが分かります。

停電・災害時も安心!

地震や台風などの災害時に長期的の停電になったとしても、太陽の光で発電しているので太陽光のある昼間の時間帯は電力を使用することが可能です。24時間利用可能というわけではありませんが、昼間だけでも電力を利用できるということで、大きな安心を得ることができます。

環境に優しく、省エネへの意識も高まる!

太陽光発電では、太陽光エネルギーを電気へ変換するのですが、その過程でCO2を発生させないのでとてもクリーンなエネルギーと言えます。また、リアルタイムで電気の発電・使用状況が一目で分かるモニターを設置すれば、具体的な使用状況が数値で表されるので、自然と節電への意識も高まります。

屋根に太陽電池モジュールを設置すると屋根裏温度が変化!

屋根に設置した太陽光発電システムが、屋根から屋内への太陽熱の侵入を遮ってくれるため、夏季は室内温度を下げてくれます。また、冬季においても、寒い外気から守ってくれるため室内温度が設置前より高くなります。
気候 屋根表面温度
屋根材はカラーベスト
温度・設置前 温度・設置後 温度差
夏季 70℃ 49.32℃ 38.40℃ -10.92℃
冬季 -5℃ 8.12℃ 13.35℃ +5.23℃
他のメリットとしては、次の3つが上げられます。

クリーンで枯渇しない

太陽光発電の最大のメリットは、エネルギー源が無尽蔵で、クリーンである点です。石油を燃焼させて電気を起こす火力発電のように、発電時にCO2(二酸化炭素)や、SOX(硫黄酸化物)、NOX(窒素酸化物)などの大気汚染物質を発生させることがありません。

ちなみに、結晶系シリコン太陽電池によるCO2削減効果は、1kWシステム当たり年間で314.5kg。原油削減量 は、1kWシステム当たり年間で227リットルになります (出典:太陽光発電協会「公共・産業用太陽光発電システム」)。

設置場所を選ばない

太陽光発電は、導入するシステムの規模に関係なく発電効率が一定です。設置する場所の広さに合わせて自由に規模を決めることができるため、一般家庭から大規模施設まで、それぞれの施設に合ったシステムを設置することができます。騒音や排出物もないので、日射量さえ確保できれば、設置場所を選びません。屋根や屋上などへの設置のほか、近年ではビルの壁に設置するケースも増えています。

メンテナンスが簡単

太陽光発電システムは構造的にシンプルであるため、ほかの発電システムに比べメンテナンスも簡単です。システムの寿命も比較的長く、現在、太陽光発電に用いられる太陽電池の耐用年数は、20年以上とされています(設置場所などの諸条件によって変わります)。